柏ジュニアストリングオーケストラ 第36回定期演奏会「ベートーベン」2019年3月17日(日)柏市民文化会館

KJSO第36回定期演奏会3月17日(日)「ベートーベン」プログラム

指揮:石田常文 

フルートアンサンブル

 
「思い出は銀の笛」より 真紅のルビー、ブルーパステル 三浦 真理 作曲

打楽器アンサンブル


ベルナリッロ レフィーヴァー作曲
スタンプドゥ ホーリフ作曲

合奏協奏曲集「調和の幻想」Op.3 No.8


2つのヴァイオリンのための協奏曲 アントニオ・ヴィヴァルディ 作曲(1675〜1741)
ヴァイオリン独奏 塚見舞衣子 中1 岩本和花子 中2

ヴィヴァルディはバロック時代に活躍した作曲家で、自身がヴァイオリニストであり、カトリックの司祭、音楽院の教師でもありました。この曲は、彼が残した500を超える協奏曲の1つで、2つのヴァイオリンソロが美しい旋律を掛け合いながら演奏します。

第1楽章 アレグロ  
第2楽章 ラルゲット  
第3楽章 アレグロ


アルチーナ組曲より


ヘンデル作曲(1685-1759)

第2曲ガヴォット 第3曲サラバンド 第4曲メヌエット  第5曲ガヴォット

オペラ「アルチーナ」は、バロック音楽の大作曲家ヘンデルの作品で1735年にロンドンにて初演されました。この組曲は、3時間を超えるオペラの中から6曲を抜粋して構成されており、ヘンデルらしいのびやかな美しい曲です。今日はその中から4曲を続けて演奏します。


メモリー(ミュージカル「キャッツ」より)

ウェッバー作曲(1948〜)
1981年にロンドンで初演され、世界で最も興業的に成功したと言われるミュージカル、「キャッツ」。その中でも、この曲「メモリー」は、物語の終盤に歌われる大変印象的なナンバーで、年老いた猫が、若く美しかった日々を想い美しく歌い上げます。

リトルメーメイド メドレー

アラン・メンケン作曲(1949〜)
Part Of Your World・Under The Sea・Kiss The Girl

アンデルセンの「人魚姫」を原作とした、ディズニー映画「リトル・マーメイド」は、1989年に公開されました。海の中の世界や主人公の人魚姫アリエルの心の動きを生き生きと表現した音楽は高く評価され、作曲を担当したアラン・メンケンは、アカデミー作曲賞を受賞しました。今回はその中でも代表曲とも言える3曲をメドレーで演奏します。


パイレーツ オブ カリビアン(呪われた海賊たち) メドレー

バデルト作曲 (1967〜)
The Medallion Calls ・Blood Ritual・The Black Pearl・He’s A Pirate

2003年に公開された映画「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」は、18世紀のカリブ海を舞台に、孤高の海賊ジャック・スパロウが大活躍する冒険ファンタジーです。映画は世界中で大ヒットし、その後シリーズ化され、現在までに5作品が製作されています。メドレーの最後に演奏されるHe’s a Pirate(彼こそが海賊)は、映画を象徴する代表曲で、ワクワクするような海の冒険を想像させます。



〈休憩20分〉

交響曲 第1番 ハ長調 Op. 21


ベートーヴェン作曲(1770~1827)
ドイツのボンに生まれ、ウィーンで活躍したベートーヴェンは、交響曲、協奏曲、室内楽などあらゆるジャンルに音楽史上の金字塔となる作品を残しました。べートーヴェンは30才でこの交響曲を作曲しましたが、この頃から難聴に悩まされ、晩年にはほとんど聴覚を失いました。ハイドンやモーツァルトの古典派の作曲技法を学びましたが、最初に作ったこの第1番で、すでに確固たるベートーヴェンのスタイルを聴きとることができます。
第1楽章 アダージョ モルト〜アレグロ コン ブリオ
第2楽章 アンダンテ カンタービレ コン モート
第3楽章 メヌエット
第4楽章 アダージョ〜アレグロ モルト
 

 

ポルカ「トリッチ トラッチ」Op.214


ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲(1825〜1899)  
ヨハン・シュトラウスⅡ世は、父ヨハン・シュトラウスⅠ世が作ったウィンナワルツを発展させ、「美しき青きドナウ」など数多くの名曲を残し、後にワルツ王と呼ばれました。一方で、当時ウィーンでワルツと共に大流行したポルカも多く作曲しました。ポルカは、チェコで生まれた民族舞曲で、早い2拍子が特徴です。1858年に作曲されたこの曲のタイトルにある「トラッチ(Tratsch)」とは、ドイツ語で「おしゃべり」を意味し、女性の楽しげなおしゃべりの様子が浮かぶような、明るくアップテンポな曲です。

ポルカ「雷鳴と電光」Op.324

ヨハン・シュトラウスⅡ世作曲(1825〜1899)
 1868年に初演されたこの曲も、ヨハン・シュトラウスⅡ世によるポルカの代表作です。大太鼓のトレモロが雷鳴を、シンバルが電光(稲妻)を表し、雷の様子を描写した曲ですが、他の雷を表現した曲で見られるような暗さや不気味さは無く、明るく楽しい曲です。


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